万能栄養素!パントテン酸を解説
サプリメントを知りたい
先生、サプリメントに入っている「パントテン酸」って、どんなものですか?
サプリメント研究家
「パントテン酸」はビタミンの一種で、体の中でエネルギーを作ったり、脂肪を分解したりするのに必要な成分なんだよ。
サプリメントを知りたい
エネルギーを作るのに必要なんですね!ということは、不足すると疲れやすくなったりするんですか?
サプリメント研究家
その通り!ただ、「パントテン酸」は色々な食べ物に含まれているから、不足することはほとんどないと言われているんだ。だから、サプリメントでたくさん摂る必要はないかもしれないね。
パントテン酸とは。
栄養補助食品の材料に使われる『パントテン酸』は、体内で様々な働きを助けるビタミンの一種です。パントテン酸は、エネルギーを作り出したり、脂肪を体に良い形にしたり、不要な脂肪を分解したりする際に、中心的な役割を果たす「補酵素A」という物質を作るのに欠かせません。パントテン酸は、ギリシャ語で「どこにでもある」という意味を持つ言葉が由来となっています。その名の通り、多くの食品に含まれているため、私たち人間に不足することはほとんどありません。
パントテン酸とは?
パントテン酸は、ビタミンB群の一種です。 ビタミンB群は、それぞれが協力し合ってエネルギーを作り出したり、健康な皮膚や粘膜を保ったり、神経の働きを助けるなど、体にとって重要な役割を担っています。その中でもパントテン酸は、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わり、エネルギーを生み出す上で欠かせない栄養素です。 「パントテン」という名前は、ギリシャ語で「あらゆる場所に」という意味を持つように、様々な食品に広く含まれているのも特徴です。
エネルギー産生における役割
私たちが日々活動するためのエネルギー。そのエネルギー産生に、パントテン酸は欠かせない役割を担っています。
パントテン酸は、体内で糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変換するために必要な、補酵素A(CoA)という物質の構成成分です。補酵素Aは、いわばエネルギー産生の工場で働く、優秀な作業員のようなもの。パントテン酸が不足すると、この優秀な作業員が減ってしまうため、エネルギー産生が滞り、疲れやすくなってしまうのです。
脂肪酸代謝とパントテン酸
パントテン酸は、体内で脂肪酸の代謝にも深く関わっています。脂肪酸は、エネルギー源として重要なだけでなく、細胞膜の構成成分としても欠かせません。
パントテン酸は、脂肪酸を分解してエネルギーに変換する過程や、脂肪酸から体内で必要な物質を合成する過程において、重要な役割を担う補酵素の一部となります。
つまり、パントテン酸が不足すると、脂肪酸の代謝がスムーズに進まなくなり、エネルギー不足や健康への悪影響が生じる可能性があります。
パントテン酸を多く含む食品
健康を維持するために欠かせない栄養素であるパントテン酸。実は、普段私たちが口にしている様々な食品に含まれています。毎日の食事に、ぜひ積極的に摂り入れたい食品をご紹介しましょう。
不足するとどうなる?
パントテン酸は、体内でエネルギーを作り出すために欠かせない栄養素です。
そのため、不足すると疲れやすくなったり、やる気が出なかったりすることがあります。
また、皮膚や粘膜の健康維持にも関わっているので、不足すると肌荒れや口角炎、口内炎などの症状が現れることもあります。
さらに、パントテン酸はストレスへの抵抗力を高める働きもあるため、不足するとイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりすることもあります。
これらの症状が出た場合は、パントテン酸が不足している可能性があるので、食事の内容を見直したり、サプリメントで補うことを検討してみましょう。